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終活 葬儀への備え

葬儀への備えとして、今ではインターネット上から知識、情報を得られる方が大半ですが、今までは冠婚葬祭互助会への加入が多くを占めてきていました。

現在、互助会の協会である 一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)への加盟互助会は242社で、契約口数は2,372万口、前受金残高は2兆3,000億(H23.3月末) 程あり葬儀の施行数は年間で約35万件に達しています。

ところが、前受金の使途が冠婚か葬祭と限定されている前払式積立金(解約問題や保全の問題等)に疑義を感じる人たちが多くなってきています。

そこで、新しく出てきたのがテレビなどで保険会社が盛んに宣伝し始めた「葬儀以外の料理、お布施など何にでも使えます。」の保険や財産管理型信託が行っている「葬儀費用お預かりサービス」があります。これは事前に指図人を決め葬儀費用等を預けておくという方法です。お身内等がおられない方にとっては良い方法かと思われます。

従来からあります「少額短期保険」は死亡時には30万円~90万円がおりてきます。掛金は1年更新での掛け捨てになりますが、保険金は少額で葬儀費用の確保と言う点では検討してみる価値もあるのではないでしょうか?

いずれにしても、葬儀を行えば、小型化、低額化したからといっても費用は発生します。

もしものために、備えておくことも大切なことです。

終活に必要な準備

最近は、元気なうちに自分の老後や葬儀のことを考える方が増えてきました。

人生の終わりをより良いものにするため、事前に準備を行うことを「終活(しゅうかつ)」といいます。

しかし、多くの方はどのように終活に取り組めばいいか分からないでおります。

終活に興味はあるけれど、何から始めたらいいのだろうとお悩みの方は、自分はどんな老後を過ごしたいか、どんな最期を迎えたいか、そしてその想いを実現するためには、どのような準備が必要なのかを確認することです。

家族のために・・・ 周囲のために・・・ 自分のために・・・

想いを実現するためには、具体的に考え、行動することが必要です。

「法的な準備」

● 身元引受委任契約

施設等に入居する場合、あるいは病院に入院する場合に求められる身元引き受人や身元保証人に成ってもらうことを依頼する契約

● 財産管理委任契約

判断能力に問題はないが、体が不自由ななったことで、財産管理などを信頼できる人に任せる契約

● 任意後見契約

認知症などにより判断能力が低下した時に備えて、あらかじめ信頼できる人(任意後見人)と契約を結び、任意後見人が本人の希望にそった援助をする制度

● 死後事務委任契約

葬儀、埋葬、供養、医療費、公租公課等未払い債務の支払い、その他遺品の整理など、死後の事務をあらかじめ委任しておく契約

● 尊厳死宣言書(リビングウイル)

現在の医学では不治であり、死期がせまっているにもかかわらず、いたずらに死期を引き延ばすためだけの延命治療を拒否する宣言書

● 医療のための事前指示書

病気等により意思表示ができない状態になった場合に備え、家族や、医療者等に対し、私はこのような医療等を望んでいるという意思を伝える書面

● 遺言書の作成

自分の財産を誰に遺すか自分で決める法的な書面です。「自筆証書遺言」また「公正証書遺言」があり、家族の争いを防止できる重要なものです。

自分に必要ないろいろな仕組みを活用することによって、終活への準備を始めてください、わからないところがおたずねください。必要に応じて専門家がサポートします。

 

私の遺骨はどうなるの?

この数年で「直葬」が一段と増えつつあります。

「直葬」とは葬儀を行わず、火葬場で荼毘にふすだけの見送り方です。

特に、都会で増えてきており現状では、関東地方で22.3%・関西地方で9.1%と成っており、まだまだ増えていっています。

葬儀の意義(葬儀はなぜ行うの?)

  1. 社会的な処理(社会的役割)
  2. 遺体の処理(物理的役割)
  3. 霊の処理(文化・宗教的役割)
  4. 悲嘆の処理(心理的役割)
  5. さまざまな感情の処理(社会心理的役割)   等々と考えられております。

この状況が進んでゆくと、葬儀社は単に遺体の処理屋に成ってしまい。そこには火葬後の遺骨が当然残ります。

その扱いが問題で、墓地を整えることが難しいため、お墓を持たない人がどんどん増えています。 そんな問題の解決策として「自然葬」(散骨)・「樹木葬」・「合祀墓」等々がありますが、最近では宗教学者の島田裕巳さんが

焼骨を引き取らない「ゼロ葬」という考えを言われています。

この考え方は、遺骨への思いの違いで(関東では全収骨)・(関西では部分収骨)により、すぐに定着することはないと思われますが、いずれにしても葬儀の後々まで考えておかねばならない時代が来ています。

現にお墓をつくれずに遺骨が100万という単位でご家庭に置いてあるという現実が生まれています。

終活準備をしっかりとしておきましょう。

 

 

終活に付いて

最近では頻繁に聞かれるようになってきた言葉です。

我々の葬儀の業界でも積極的に取り組んでいるところが多くなってきました。

1.「終活セミナー」

エンディングノート、任意後見、遺言、相続、等々のテーマを決めての講義スタイルと

2.「終活フエア」

士業専門家、葬儀、墓園、手元供養、遺品整理、などの業者が参加してブースを設けそれぞれの相談ごとに応じるといったやり方です。

少し変わったものとして、「遺影写真の撮影会」最高のスマイルでプロの写真に満足される方が多いです。「入棺体験」興味本位での体感、入棺されると長生きされると言われています。(ホント?)

ここ数年の終活ブームで、「任意後見」、「遺言」、「尊厳死宣言」というものが随分と浸透してきております。

実際に「自筆証書遺言」を作成されプロの目で見てもらうことも一つです。        特にご夫婦お二人だけで、子供のおられない方は「相続」では一番問題が発生しやすいのです。 「なぜ?」それは思わぬ人(今まであまり付き合いの無かった人)が相続人と成るケースが起きるからです。

新しい年、一度、今までとこれからに付いて考えられる時間を持たれてはいかがでしょうか?

お気軽におたずねください。ご相談は無料でお受けしております。

価値観を変えた体験

私自身の体験のなかで、阪神淡路大震災を身近に体験し、その時に見せられた光景がいまだに忘れることができずに脳裏に残っています。

2011年3月11日の東日本大震災による死者、行方不明者18千人以上、生々しい津波被害の映像の方が記憶に新しく、未だに復興に立ち向かわれています。

1995年1月17日、阪神淡路大震災により死者6千人以上、負傷者4万人以上の大災害がもたらされました。

焼け野原となった各地域には、小さな板切れやボール紙に書かれた名前や連絡先、その横にはペットボトルと花一輪の牛乳瓶、家族が亡くなったのか、安否確認のために置かれたであろうその「飾り」が切なくも厳粛に感じさせられました。その他の焼け跡にも同じような「飾り」がいくつも置かれていました。家族や親族の安否もわからぬ状態、不幸にして亡くなった身内に対して、家も無くし、葬儀をしてやりたくてもしてやれない状況、そんな思いがそのには現れていました。

「葬儀が必要かどうかを考えるのは論外です。どんな形の葬儀であれ、家族にとっては自然と行わずにはいられません。」そんな弔う心が一番大切なのではないでしょうか。

その時から、私のなかで葬儀に対する価値観が大きく変わりました。

葬儀は、それに掛けるお金の額や参列者の多い少ないでなく、その「故人を想う」心の人々で送ってあげることが本来の葬送ではないのでしょうか?